薬剤師になるには
薬剤師になるためには、第一条件として6年制の大学薬学部を卒業する必要があります。6年制の大学を卒業してはじめて受験資格が得られ、国家試験に臨むことができます。
高齢社会がますます進み、世界的に平均寿命の長い日本では、今後も薬剤師の社会的役割やニーズもますます増えていくと予想できます。
医療の高度化やチーム医療の進展、医薬分業の進展に伴いますます存在意義が高鳴る薬剤師になるためには、どういう進路をとる必要があるのでしょうか。
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薬剤師の国家試験受験資格
前述のとおり、薬剤師になるには国家試験を受験し、合格しなくてはなりません。
薬剤師国家試験は、毎年1回厚生労働省の管轄で、2日間にわたって試験が行われます。
薬剤師の国家試験は誰でも受験することができるわけではありません。「受験資格」が必要になります。
その国家試験の受験資格を得るには、「厚生労働省の指定した大学の6年制薬学科を卒業する」という条件がつきます。
現在全国に74校ある6年制薬学科を設置する大学を卒業することが大前提となり、独学はおろか専門学校や通信制、大学の夜間部などもいっさい無いのが現状です。
薬剤師になるための進路
薬剤師になるための進路は限定的です。義務教育を経て高校卒業後、6年制薬学科に進学します。6年制薬学科で必修科目を修了し、実務実習を終え、卒業して晴れて国家試験を受験します。試験に合格することができてはじめて薬剤師の資格が得られます。
また、2006年度の制度改正による経過措置として、2017年度までは創薬学科や薬科学科などの4年制薬学科を卒業後、大学院へ進学し、既定の単位を取得する事で国家試験受験資格が得られる進路もあります。大学によって設置が異なりますので、必ず進学予定先の大学窓口までご確認ください。